ロシアのウラジオストクで郵便局から手紙を出したけど

まえおき

この記事は以下の記事の補完となります。

 

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ウラジオストク旅行

ロシアのウラジオストクから手紙を書いてみた

2020年2月19日から23日の5日間は私にとっての初めてのロシア旅行でした。行き先はウラジオストク。東京から3時間もかからずに行けてしまうロシアの極東です。

私がウラジオストクでやってみたかったことのひとつが手紙を出すこと。

ロシアから手紙を書いて送ったとき、果たしてどれくらいで到着するのか。そもそもちゃんと届くのか。期待と不安が入り混じる中、私は4枚の手紙を書くことにしました。

宛先は以下になります。

 

都市 国(英語) 国(ロシア語)
日本 埼玉 Japan Япония
ロシア モスクワ Russia Россия
オーストラリア メルボルン Australia Австралия
中国 上海 China Китай

 

モスクワ、メルボルン、上海は留学時代の友達が住む街。せっかくのロシア旅行。日本だけに手紙を出すのはもったいない。

それに手紙って国外に送ってもすごい安いんです。

そこで日本を含め、特に仲の良かった友達に送ることに決めました。

ロシアはウラジオストクで手紙を買う

ウラジオストクはロシアの極東に位置するとはいえ、広がるのはまだ見ぬヨーロッパの街並み。美しい石造りの建物が多く並んでいます。

手紙を書く前に、まずは手紙を買わなければなりません。お土産の取扱店などに行けばすぐに見つかります。

私は今回地元の本屋さんで同じものを4枚購入しました。ウラジオストクを代表する噴水通りにある本屋さんです。

 

どのように書いたか?

ホテルに戻って書くことにしたのですが、なかなか書くことが決まらない。

旅行の時間はあっという間。

手紙に慣れていなければ、何を書くか旅行前に決めておいた方がいいかもしれません。裏面は全てイラストなので、表面に必要な情報を全て書きます。

左上から順番に以下のとおり書きました。

郵便番号

宛先国(ロシア語)

住所1(宛先国の母国語で国名から番地まで)

住所2(英語で国名から番地まで)

受取人氏名

本文

差出人氏名

 

実際に出した4通の手紙。

 

宛先国をロシア語でわざわざ書いたのは、郵便局員が英語を読めない可能性があると踏んだためです。

書いておいて正解でした。

手紙を郵便局に出しに行こう

書き終わったら、郵便局へポストカード を出しにいきましょう。ウラジオストク市内にはいくつか郵便局がありますが、私が利用した郵便局をここでは紹介します。

スヴェトランスカヤ通り沿いの郵便局です。

ロシアの郵便局は必ずロシア語で『Почта России』と看板が出ています。こちらはスヴェトランスカヤ通りの郵便局の正面になります。

入り口を間違えやすいので要注意。

ちなみに正面入口は銀行で郵便の取り扱いはありません。郵便の取り扱いは写真の黄色い矢印が示すドアの中になります。

郵便局に手紙を持ち込んだとき、年配のおばちゃんが対応してくれ他のですが、全てに国際郵便料金分の切手を貼ろうとしたのです。向こうは日本語がわからない、こっちはロシア語がわからない。

私は手紙に書いたロシア語を指差しながら、国名を読み上げました。

そして1通だけロシアのモスクワ宛てであることを強調しました。

するとおばちゃんもすぐに誠実に対応してくれました。手紙を確実に届けたいなら、郵便局員や配達員の確実にわかる言語で書いた方がいいと私は思います。

中国に留学していたとき、英語の読めない中国人にも出会しました。確かに英語は世界共通語。英語だけでも届くかもしれませんが、確実に届けたいのなら相手国の母国語も書いておくべきでしょう。

ロシアから送った手紙が届かない?

手紙を出したのは2020年2月21日、そこから4枚の手紙はどうなったのでしょうか。

結果から言うと、全て届きました。

しかし4枚全てが順調に到着したわけではありません。上海に宛てた1通だけが誤配達に巻き込まれてしまいました。

とりあえず到着順に見てみましょう。

 

都市 到着日 日数
日本 埼玉 3月5日 13日
オーストラリア メルボルン 3月18日 26日
ロシア モスクワ 5月29日 98日
中国 上海 10月13日 235日

 

私の予想に反して、一番到着が遅かったのが中国の上海で、235日もかかってしまいました。どうやら配達員が住所がわからず、別の住所に配達されてしまったようです。

しかし親切な受取人が正しい住所に届けに来てくれたそうです。念には念を入れたにもかかわらず、これだけの時間がかかってしまったわけです。

外国への手紙は確実に届くとは限らない

私は以前にも台湾の高雄から中国の上海に手紙を送ったことがあるのですが、そのとき届かなかった経験があります。

どうしても届けたいのなら、念には念を入れて英語と相手国の母国語を併記することをおすすめします。

今回は差出人住所を書きませんでしたが、もし届かなかった手紙を返して欲しければ自分の住所を書くことをおすすめします。

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