冬のウラジオストクで体験、凍りついた海の上を歩く

不凍港ウラジオストク、海は凍らない?

ウラジオストクは不凍港と言われ、ロシアにおいて数少ない冬でも海が凍らない港のひとつです。

そのため歴史的にもウラジオストクは極東ロシアの重要な役割を担ってきました。

まずは下の地図を見てください。

ウラジオストク市はムラヴィヨフ=アムールスキー半島の南端に位置しており、東のウッスリースキー・ザリフ(湾)と西のアムールスキー・ザリフ(湾)に挟まれています。

確かにウラジオストク市内の主要な港である金角湾は冬でも凍りません。

しかし、ウラジオストク市に面する全ての海が凍らないのかというとそうではありません。

冬になると海が凍るノヴィク湾

南側に位置するルースキー島のブフタ・ノヴィク(ノヴィク湾)については、以下の記事でも凍りついた海の上を走れるマラソン大会として紹介しました。

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しかしこちらはバスで30分以上とアクセスが悪いため、今回はもっと手軽に行ける凍りついた海の上を歩けるスポットを紹介します。

冬になると海が凍るスポーツ湾

実はウラジオストク市西側のアムールスキー・ザリフ(湾)に、スポルチヴナヤ・ガヴァニ(スポーツ湾)と呼ばれる港湾があり、冬になると海の上を歩けるスポットとして観光客にとても人気があります。

その地図がこちら。

観光客なら必ず訪れるウーリツァ・アドミララ・フォキナ(噴水通り)をまっすぐ西に歩くだけ。

スポルチヴナヤ・ガヴァニ(スポーツ湾)の近くには有名なジョージア料理店スプラもあり、迷うことなくたどり着けると思います。

 

そしてウーリツァ・アドミララ・フォキナ(噴水通り)から眺めたスポルチヴナヤ・ガヴァニ(スポーツ湾)がこちらです。

木々の陰で見えづらいと思いますが、手前がスポルチヴナヤ・ガヴァニ(スポーツ湾)、奥がアムールスキー・ザリフ(湾)になります。

そしてさらに奥に見える陸地が大陸、同じくロシアになります。

続いて実際にスポルチヴナヤ・ガヴァニ(スポーツ湾)を歩いたときの写真が以下になります。

 

 

海の上を歩いているというより雪原を歩いている感覚に近かったです。

しかし氷が溶けて滑りやすくなっている場所もあるので、十分注意しましょう。

そしてスポルチヴナヤ・ガヴァニ(スポーツ湾)の右手には遊園地の観覧車が見えます。

どうやら冬季閉園のようでした。

さらに沖の方まで歩いて撮った写真がこちら。

 

ここまで来るとさすがに観光客は私ただひとり。

ここからでもウラジオストクのシンボル黄金橋がはっきりと見ることができます。

そして地元ロシアの方々はさらに沖の方で、氷に穴を開けてお喋りしながら魚釣りに励んでいました。

試しにその穴に腕を入れてみたのですが、想像以上に氷は分厚くて冷たい。

海の上を歩いた記念にすること

海の上を歩いた証拠を残すためにグーグル マップのスクリーンショットを残すこともおすすめです。百聞は一見にしかず、友達に海の上を歩いたときのグーグルマップのスクリーンショットを見せてあげましょう。

私が実際に撮ったスクリーンショット。あまり沖に出ると電波が入らなくなるので注意。

最後に注意書きですが、皆さん無理だけはしないでください。

まず私はこのときスニーカーに滑り止めを装着していたのでほとんど滑らずに歩いたり走ったりすることができました。

また、少しでも氷が薄くて危険だと感じた場合はすぐに引き返してください。

私はなるべく地元ロシアの方の足跡を辿って沖の方まで向かい、地元の方よりは沖には向かいませんでした。

それではこの記事が皆さんの楽しい冬のウラジオストク旅行の助けになれば幸いです!

パカパカ!(ロシア語でバイバイ)