ロシアのウラジオストクで郵便局から手紙を送る

ロシアのウラジオストクから手紙を出そう

皆さんは手紙を書いてますか?

おそらくノーだと思います。

このSNS全盛の時代、ペンを握ることも少なくなってしまいました。友達や恋人にメッセージを送るのに、メールやラインを使えば一瞬で届きます。わざわざ時間もお金もかかる手紙を使うなんて、物好きと言っても過言ではないかも知れません。

果たして手紙の役割は終わってしまったのでしょうか?

おそらくノーの筈です。

どんなにSNSが発達しようと、決して手紙が廃れることはありません。なぜなら手紙は思い出として形に残すことができるから。

そして旅先から送るハガキも最高の思い出のひとつになります。普段はハガキを書かない人も、せっかくの海外からぜひ手紙を送ってみませんか?帰国してからハガキが到着するのを楽しく待ってみませんか?

そこでウラジオストクから手紙を送ってみたので過程と結果を解説します。

まずは手紙を買う 

ウラジオストクは観光客であふれていますので、いろいろなおみやげがあります。

手紙もそのうちのひとつ。

いろんなデザインがあるのでじっくり選んで見るといいでしょう。私はアドミラーラ・フォーキナ通りの書店で手紙を購入しました。

鷲ノ巣展望台から望む金角湾とハートのイラストが描かれています。

同じデザインのものを4枚購入。

なぜ4枚あるかというと、もちろん4枚送るためです。

しかし、全て日本に送るのはなんだかもったいない。

そこでそれぞれ違う国に送って、いつ届くか調べてみることにしました。

手紙を書く

1枚は、日本の埼玉。

1枚は、中国の上海。

1枚は、オーストラリアのメルボルン。

1枚は、ロシアのモスクワ。

確実に届くように、オーストラリア宛てを除いて住所はそれぞれ2つの言語で書くことにしました。

日本宛てなら日本語と英語、中国宛てなら中国語と英語、モスクワ宛てならロシア語と英語といった具合です。ただ、それでも心配だったので送り先の国名をさらにロシア語でも書くことにしました。

日本なら『Япония』

ロシアなら『Россия』

中国なら『Китай』

オーストラリアなら『Австралия』

郵便局でポストカード を送るとき、国際便とロシア国内便で料金が変わるのでロシア語で国名だけでも書いておくとスムーズに行くと思います。

郵便局に手紙を出しに行こう 

書き終わったら、郵便局へポストカード を出しにいきましょう。ウラジオストク市内にはいくつか郵便局がありますが、私が利用した郵便局をここでは紹介します。

スヴェトランスカヤ通り沿いの郵便局です。

ロシアの郵便局は必ずロシア語で『Почта России』と看板が出ています。こちらはスヴェトランスカヤ通りの郵便局の正面になります。

ちなみに正面入口は銀行で郵便の取り扱いはありません。郵便の取り扱いは写真の黄色い矢印が示すドアの中になります。

郵便局の中に入ったら、カウンターのおばちゃんにポストカード を渡します。その場ですぐに切手を貼ってくれます。あとは電卓で料金を計算して見せてくれますので、お金を払います。

しかしカウンターのおばちゃんはちゃんと宛先をみてなかったのか、全てに国際郵便料金分の切手を貼ろうとしていました。

慌てて私は知ってる限りのロシア語で、

「きたーい(中国)」

「いぽーにや(日本)」

「あーふすとらりや(オーストラリア)」

「ますくわー(モスクワ)」

郵便を一通ずつ指でさしながら説明したところ、なんとか気づいてもらえました。

ロシア国内郵便料金と国際郵便料金はもちろん違います。

残念ながら2020年2月時点での郵便料金記録を紛失してしまったので、8月現在の料金を調べて載せておきます。2020年8月現在では、ポストカード の郵便料金は以下のようになっています。

国際郵便は一通50ルーブル

国内郵便料金は一通23ルーブル

8月24日時点で1ルーブルが約1.4円ほどなので日本円になおすと、

国際郵便は一通約70円

国内郵便料金は一通約32円

になります。

ちなみに郵便局の左の壁には『双頭の鷲』の紋章と『青いポスト』があります。日本の郵便局のイメージカラーは赤ですが、ロシアでは青なんですね。それだけでとても不思議な感じがします。

結果

そしてそれぞれの目的地に到着するのにどれだけの日数がかかったか、ここに報告します。ポストカード を送ったのが2020年2月21日になります。

そして一番最初に到着したのが埼玉(日本)で3月5日(13日間)

二番目がメルボルン(オーストラリア)で3月18日(26日間)

三番目がモスクワ(ロシア)で5月29日(98日間)

最後に到着したのは上海(中国)と言いたいところなのですが、この一通だけ行方不明になってしまいました。

もしかしたらコロナの影響で届かなかったのかも知れません。今頃まだどこかを彷徨っているでしょう。それから意外だったのが、モスクワまで98日間もかかったこと。国内便で一番早く着くと思っていたのにまさかのビリ。

ロシアの郵便局はマイペースなのかも知れません。

気長に待ちましょう。

いかがでしたか?

皆さんも次の旅行先からハガキを出してみませんか?

手紙が到着したときの連絡報告は嬉しいものです。