ウイグル一人旅4 カシュガル編

カシュガル空港

カシュガル空港は小さな空港ですが、中国中から飛行機が飛んでいます。

日本からの直行便はありませんので、中国の別の都市を必ず経由していく必要があります。

空港から旧市街地までは地下鉄がありませんので、バスかタクシーで行くのが一般的です。

私は声をかけてきたウイグル人の乗合のミニバンで15元で、アイティガールモスクの前まで送ってもらいました。

帰りは公共バスでカシュガル空港まで戻りました。

カシュガル旧市街

カシュガルを観光で訪れた人は全てここを目指していくはずです。

カシュガル旧市街はそれほど大きくなく、2、3時間あれば歩いて一周できると思います。

街はとても美しく、アジアともヨーロッパとも言い難い、これぞシルクロードと言うような雰囲気が広がっています。

ただしよく言えば清潔感のある街ですが、悪く言えば生活感のない街です。

高台居民

高台居民はカシュガル旧市街の東に位置しています。

私が訪れたときは、修復工事の準備のため住民は全て追い出され、観光客も立ち入り禁止になっていました。

ですが高台居民の入り口についたとき、中国人グループがちょうど立ち入り禁止エリアから出てきました。

私も入りたかったですが、外国人1人で中に入るのはやめた方がいいと言われ、結局諦めました。

修繕完了まで数年かかるようです。

アイティガールモスク

アイティガールモスクはカシュガル旧市街の中心に位置し、建物全体の黄色い壁と前の広場が目印です。

45元でモスク内を見学することができます。

敷地内は木で覆われており、カシュガルに降り注ぐ強い日差しよけには丁度いいでしょう。

香妃墓

香妃墓は、カシュガル旧市街からみて北東に位置します。

距離があるので公共バスに乗って行くことをお勧めします。

バスで同乗したウイグル人の女の子と少し話したのですが、両親はムスリムだが私はムスリムじゃないと言っていたことに驚かされました。

香妃墓は20元あれば入れます。

香妃墓とは呼ばれていますが、香妃の遺体は中国のずっと東に安置されているそうです。

ただ香妃本人はここに埋葬されることを望んでいたとか。

ここには香妃の家族や親族の遺体が安置されています。

百年老茶館

カシュガル旧市街には多くの茶館があるのでぜひ行ってみましょう。

こちら百年老茶館は観光客にも人気の歴史ある茶館です。

朝食にお茶とナンを二階のテラス席で楽しみました。

私が訪れたときは店員さんが生演奏に合わせて踊っていました。

ウイグル人は踊るのが好きです。

朝は早めに行った方が、他のお客さんも少なく、少ないテラス席にも座れると思います。

カシュガルの注意点

カシュガルも公式には北京時間を採用していますが、非公式にはウイグル時間というものがあり、現地人はこのウイグル時間に合わせて活動しています。

北京時間朝8時9時にカシュガル旧市街を歩いても、ほとんどお店は空いてません。

逆に夜は北京時間夜9時10時まで賑わっています。

太陽も夜10時過ぎごろようやく沈んでいきます。

また私が宿泊したホステルは朝10時から夜8時まで、毎日節水のため水が使えませんでした。

トイレはなるべく公共トイレを使うか、水が出るときに桶やバケツに貯めておきましょう。