台湾はフルーツの宝庫
台湾といえば、言わずと知れたフルーツの宝庫です。街歩きをしているとあちこちにフルーツ屋さんが目につきます。フルーツの値段も手頃で、日本とは違って気軽に食べることができます。
私は台湾へ旅行するといつもドライマンゴーを買って帰ります。乾燥させたマンゴーは甘味がギュッと詰まってとても美味しいんです。台湾のお土産として、同僚や友達に渡せばたちまち大評判。
そんな台湾では日本ではお目にかかれないようなフルーツもたくさんあります。釈迦頭(バンレイシ)、蓮霧(レンブ)、楊桃(スターフルーツ)、火龍果(ドラゴンフルーツ)など、日本人には馴染みのないフルーツがいっぱい。
これらのフルーツは台湾を訪れれば、だいたい見ることができます。
高雄で発見!赤いバナナ
日本人が知らない上に、台湾でもあまり眼にすることができないフルーツがあります。
それは赤いバナナ。
台湾以外でもフィリピンで生産さている赤いバナナですが、生産量は少なく、現地でもなかなかお目にかかることはできません。台湾では紅皮蕉(ホンピージアオ)もしくは蘋果香蕉(ピングオシアンジアオ)などの名前で呼ばれ、リンゴのように赤い皮が特徴的です。
私は3回目の台湾旅行でやっとお目にかかることができました。
場所は台湾の高雄市。
見つけたのはフルーツ屋さんではなく、夜市を歩いていたときのこと。高雄市最大の夜市、六合夜市を散策していたときのこと、一軒の屋台にポツンと赤いバナナが並んでいるのが目に入ったのです。
お値段は3本で50台湾ドル、日本円になおすとだいたい200円弱。
決して安い値段ではありません。台湾の物価から考えてもかなりの割高です。もしかしたら観光客向けの値段設定だったのかもしれません。

高雄の六合夜市。
夜は多くの観光客で賑わう。

六合夜市で見つけた赤いバナナ。
赤いバナナのお味
赤いバナナ、中身も赤いのかというとそうではありません。
一皮剥くと黄色いバナナと同じ黄色をしています。ただその一皮を剥くのが大変です。普通の黄色いバナナに比べて皮が硬く、バナナの形を崩さないように剥くのに一苦労。
味は若干甘さが控えめに感じましたが、黄色いバナナと大差はありません。黄色いバナナに比べるとビタミンC、カリウム、鉄分などの栄養が多いようです。

買って宿で食べてみようと思ったが、皮が硬すぎて断念。
2、3日置くことにした。

皮を剥くと黄色いバナナと変わらない。