最短で費用を貯めて留学しよう
「留学したい」と考えている社会人は意外と多いと思います。しかし「留学したい」から「留学する」にまでいたる社会人は多くはありません。
「社会のレールから外れるのが怖い」や「留学してもうまくやっていけるのか心配」、「治安が心配」など理由はさまざまあると思います。留学してしまえば、そんな心配は杞憂に終わることがすぐ分かるでしょう。心配していたほど治安も悪くはないし、生活も大変ではない。
「留学したい」から「留学する」にいたる社会人が少ないのは、踏み出す勇気の問題なのです。新しいことを始めるのにトラブルは付き物ですが、意外となんとかなってしまうものです。
しかし「留学する」という決心をしても、お金がなければ留学なんてできません。
留学費用を準備するのに、2年も3年もかけてられませんよね。そんなに時間をかけてしまえば、留学へのモチベーションも失われてしまいます。
本当に留学したいのなら、それなりの覚悟が必要になります。
それでも「留学する」と決めたなら、できるだけ短い時間で留学費用を準備しましょう。

上海観光では外せないフランス租界。
まずは留学費用を調べる
「留学する」と決めたなら、まずは留学にかかる費用を調べましょう。今はグーグルで「留学費用」と検索すれば、すぐに出てくると思います。もし自分の留学プランとマッチする検索結果が出てこなかったとしても、似たものは出てくるはずですから、そこから自分の留学プランに照らし合わせて大体で計算しましょう。
留学エージェントに問い合わせてみるのもいいと思います。
私が31歳で中国に1年間留学したときの費用は、こちらの記事にまとめてあります。
留学にいくらかかるか計算することができたでしょうか。そしたら今度は、その留学費用をどれだけの期間で貯めるか目標を立てましょう。あとは以下の方法で留学費用を貯めるだけです。
新しい銀行口座をつくる
まずは新しい銀行口座を開設しましょう。
新しい銀行口座を開設するのは、給料の振り込まれる口座と留学費用を管理する口座を分けるためです。給料が振り込まれたらすぐに、1ヶ月で必要な生活費を除いて、全て新しい銀行口座に移してください。
銀行口座を分けることには以下のメリットがあります。
留学費用がいくら貯まっているのかはっきり分かる。
留学費用と生活費をはっきり分けることで、自分が目標金額まであとどのくらいで届くのか、わかりやすくなります。
お金の使いすぎを防止できる。
無駄な出費を抑えることができますし、今までの生活スタイルの改善にもつながります。留学生の受入条件に健康診断を義務付けているところもありますので、いい機会になると思います。
モチベーションの維持につながる。
貯金通帳にお金が貯まっていくのを確認するのは嬉しいものです。留学費用の呂金額が増えれば増えるほど、辛い仕事も乗り越えられるようになります。
実家で暮らす
もしあなたが今一人暮らしをしているのであれば、実家に引っ越しましょう。やはり実家暮らしと一人暮らしでは出費に大きな差があります。
いずれにせよ、留学するときに荷物を全て持っていくことはできませんので、日本に荷物をおいていく必要があります。それなら早めに実家に帰って、無駄な出費を抑えましょう。家賃、水道光熱費、通信費、多くの出費が抑えられるはずです。
もし両親があなたの良き理解者であるならば、一部留学費用を援助してもらうこともできると思います。しかし、社会人になって海外留学をしたいと言って、理解を示してくれる両親ばかりではないと思います。ですからまずは自力で留学資金を貯める前提で動きましょう。

上海の嘉定にある図書館。上海人の友達いわく、世界一美しい図書館らしい。
どうしても留学費用が足りないときは
それでも設定した期間に、当初の留学に必要な金額に届かないことがあると思います。それならどうするか、二通りのパターンがあります。
留学プラン自体を見直す。
残念ですが、留学プラン自体を見直しましょう。例えば留学する国を変更することも考えなければなりません。英語であればアメリカ留学からフィリピン留学に、中国語であれば台湾から中国に、そんな具合です。本来の留学の目的が「語学」のためであれば、潔く諦めがつくでしょう。しかしどうしてもこの国に行きたいという強い気持ちがあるのなら、留学期間を短くすることも考えましょう。1年の海外留学と半年の海外留学では、単純に考えれば留学費用は半分になります。
留学を先延ばしにする。
もう一つは留学を先延ばしにすること。これなら留学プラン自体への変更は加える必要がありません。しかし、常時留学を募集している場所ならいいのですが、大学に留学することを目指している場合、留学生の受け入れは年に2回が一般的です。つまり1回チャンスを逃せば、次は6ヶ月も待たなくてはなりません。モチベーションの維持が重要になってきます。
後悔しないために
留学生活を充実させるために、日本にいる間、せめて留学するまではできる限りストイックに生きましょう。大好きな飲みを減らしたり、タバコを辞めたり、できることはいっぱいあるはずです。
身の回りは単純明快にして、留学の準備に集中できるような環境を整えましょう。
きっと素晴らしい未来が切り開けるはずです。

上海一大きな図書館。外国人の利用もできる。