上海は猫の天国

上海には猫がいっぱい

上海に留学して初めて気がついたこと。

それは街に猫がたくさんいること。

それこそ街を歩けば猫にあたると言ってもいいくらい。日本で見るより、ずっと多い気がします。私はよく上海で猫を見かけると撫でていました。

上海の猫も日本の猫と同じ、顎の下を人差し指で摩ってあげると、とても気持ち良さそうな眼をします。

上海の友達には野良猫は触らないほうがいいと注意はされましたが。

どんな病気を持っているかは分からないですからね。確かにその通りだと思います。あまり衛生状態のよくない猫には近寄らないようにはしていました。可哀想ではありますが。

留学生活を無事に乗り切るためには割り切ることも大事です。1年間の留学生活で出会った猫は数え切れないほど。写真フォルダにもたくさんの猫が残りました。

もしあなたが猫好きなら、上海への留学はさらに楽しいものになるでしょう。

 

魯迅公園にて、写真を撮っていたら興味津々で近づいてきた。

中国人は猫が好きだ。

上海の猫は人懐っこい

上海の猫は日本の猫より人に慣れています。人が近づいても逃げ出さない。むしろ寄ってくることもしばしば。

ときどき猫の集まる場所に餌が置いてあるのを見かけます。中国人は日本人以上に猫が好きなのかもしれません。

日本にいるときはいつも野良猫に逃げられていた私。しかし上海の猫はよく撫でてくれと言わんばかりに近寄ってきます。満足すると去ってしまう。

警戒心がなく、図々しく、そして自由に生きるのが上海の猫。

上海では、野良猫と人との距離がとても近いです。

お店の中にも堂々と入ってきます。日本ではありえません。お店に入ってきた瞬間、追い出されてしまうでしょう。しかし上海は違います。お店に猫が入ってきても、店員もお客さんも気にしません。上海で借りていたアパートの近くにフルーツ屋さんがあって、よく買い物に行っていたのですが、いつも猫が駆けまわっていました。最初は飼い猫かと思ったのですが、どうやらそうではなく勝手に住み着いてるのだとか。

日本だと人が多いところでは猫は逃げ出してしまいますが、上海ではそうはならないのです。もしかしたら、自分のことを人間だと思っているのかもしれません。

 

七寶老街にて。

上海の猫は人に慣れているので写真を撮っていても逃げ出さない。

復旦大学の白猫。

復旦大学には白猫が多い。

同じ一族なのだろうか。

上海の大学は猫の天国

上海は猫の天国なのですが、中でも最も猫にとって住みやすいのは大学のキャンパスでしょう。私は復旦大学に1年間留学していました。アパートは大学の外にあったのですが、門をくぐって大学に入ればすぐに猫がお出迎えしてくれました。

大学のキャンパスは車もなく安全で広々としており、猫にとっては天国のような場所なのでしょう。よく学生たちが猫に餌をあげていたので、食べるものにも困らない。私は復旦大学に留学してすぐの頃は、環境に慣れなくて大変でした。

しかし、毎日自由に生きる猫たちに癒され、励まされていました。

近くには同済大学もあり、そちらも猫の天国。自分の全てを受け入れてくれるようでとても癒されます。

上海で自由に生きるのは中国人だけでなく、猫もなのです。

 

同済大学を散歩していると猫の集会の真っ最中。

数えたら11匹もいた。

上と同じ白猫。

学生のバイクの上でごめん寝していた。

復旦大学にいた三毛猫。

学生たちのアイドル。

おまけのショートムービー