社会人の留学は会社から派遣されるのが一般的だと思います。
会社が留学費用や生活費用を負担して、自分は勉学に専念する。
それがもっとも理想的だと思います。
しかし、私の会社にそのような制度はありません。
そこで私は辞職を決意します。
しかし優柔不断な私。
辞職するのにも勇気が入ります。
そこで先に留学手続きを終わらせて、自身を背水の陣の状態にしてから辞職することにしました。
2017年12月、私は留学斡旋会社に留学資料を請求します。
留学斡旋会社を通して留学することに決めた理由は、
人生において一度も留学経験がなかったこと。
仕事が忙しく時間があまりなかったこと。
中国語レベルは中国語検定3級、HSK4級、この程度で自力で留学申請するのが不安だったこと。
お金はかかりますが留学手続きを確実にするためには決して高くはないと思います。
ちなみに留学斡旋会社さんの名前は毎日エデュケーションになります。
2018年2月からはじまる新学期に合わせて留学の準備をすることにしました。
しかし多くの大学は12月で留学手続きを締め切っていることや、あまりに急な決断だったため時間がまるで足りない。
私はすぐに2018年9月からはじまる次の学期に照準をずらすことにしました。
私が請求したのは中国と台湾の留学資料。
当初は台湾への留学を予定していましたが、最後は上海への留学を決定します。
この理由はまた別の記事にまとめたいと思います。
留学手続きですが基本的には留学斡旋会社に丸投げしてました。
笑。
基本はメールや電話でやりとりし、ときどき留学斡旋会社まで足を運びました。
留学するにあたって主にやらなければならないことは、以下の5点。
大学への入学手続。
留学先での居住地の確保。
中国大使館で留学ビザの申請。
日本の市役所での転居手続。
会社での退職手続。
しかし上3つは留学斡旋会社に丸投げしていたので、私が自らやらなければならないのは下2つ。
市役所での転居手続きは概ねどの市町村も転居の2週間前からだと思われます。
しかし転居届を出してはい終わりではありません。
転居してからもしばらくは日本で税金を払わなければなりません!!!
しかも!
「口座から毎月引き落としでおねがいします」
「できません」
「ここで一括払いします」
「できません」
唯一できるのは代理人を立てて、毎月代わりに払ってもらうこと。
そこで私は両親に頼むことに。
20万円ほどでしょうか、貯金を引き出して両親に託すことに。
続いて、会社に退職の旨を伝えることに。
「留学に行きたいので仕事を辞めます」
しかし部長が一言。
「留学なら休職できるよ」
「えっ」
両親に会社を辞めることを猛反対されていた私。
それでも決心して部長に伝えたらまさかの一言。
そこで総務部に聞いてみることに。
みんな口を揃えて、
「そんな制度あったかなあ」
しかし調べてもらったらありました。
部長以外誰も知らなかった我が社の休職制度。
それもそのはず、留学に行きたいと言ったのは支社では私が初めて。
誰もそんな手続きをしたことがないし、見たことがない状態。
さっそく本社に申請してもらうことに。
あっさり許可が下りました。
しかし休職中は給料は発生せず、かつ毎月保険料を払うなどの条件がありました。
保険料は毎月数万円自動引き落としされます。
それなら辞職すればよかった……とも考えましたが、両親の反発にあえば市役所から請求される税金を一体誰が代わりに払うのかとも考え、思いとどまりました。
出発6日前に辞令が出て、正式に求職が決まります。
当時一人暮らしをしていたので、
2018年8月29日に引き払って荷物を持って実家へ。
それからやっと上海での住所も決まり、
2018年8月30日、留学費用を毎日エデュケーションに振り込みます。
2018年9月1日23時、友達に羽田空港まで車で送ってもらい、私の留学生活がはじまることになります。