そもそも中国語の勉強をはじめたきっかけは、2016年2月に1人で旅行した台湾。
このとき28歳。
たった3日間の滞在が、その後の私の運命を大きく変えることになりました。
失礼ですが、元々台湾には全く興味はありませんでした。
たまたま連休が取れたことで、みんなが絶賛する台湾に何となく行ってみることに。
このときの期待値ゼロ。

そして台北についてビックリ。
なんだこの臭いは!
街の隅々まで独特な香辛料と三角コーナーの香りが鼻をつく感じ……
ごめんなさい!
その臭いの元が八角と臭豆腐だと気がつくのに時間はかかりませんでした。
そしてそんな臭いもすぐに気にならなくなりました。
ごはんが美味しい!
台湾人が優しい!
日本語が通じる!
冬なのに暖かい!
台湾を気にいるのに時間はかかりませんでした。
しかし中国語を勉強しようと最後の後押しをしてくれたのは、台湾人ではなく……
士林夜市で夕食時に私の隣に座っていた中国大陸から観光で来た家族。
私が片言の英語で話しかけると、みんな理解しようと耳を傾けてくれました。
ただし誰ひとり英語が理解できないようで、
「アイムジャパニーズ」
「ジャパン」
何度繰り返しても通じない。
そこで私が当時知っていた数少ない中国語の「リーベン」と繰り返すもやはり伝わらない。
リーベンは中国語で日本の意味。
思えば発音がカタカナ過ぎて伝わらないのも当たり前。
「トーキョートーキョー」と言ってようやく小学生くらいの子どもに理解してもらえました。
するとおばあちゃんがメニューをあれこれ指さして、親指を立ててグッドのポーズ。
おばちゃんがこれを食べなさいと、注文した料理を分けてくれたりしました。
なんて親切なんだろう。

帰国後すぐにアスク出版の書き込み式簡体字中国語練習帳を購入。
学生時代に英語学習で挫折、中国語も挫折してしまうのではないかと不安でしたが……
下手の横好き、しかし、継続は力なり。
